Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Man We Was Lonely
(男はとっても寂しいもの)
McCARTNEY
「ポール・マッカートニー」
TOCP-3124
1970年04月17日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
TOCP-65746-47 2枚組み
2001年05月09日発売(日)
2. Little Lamb Dragonfly
(リトル・ラム・ドラゴン・フライ)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
TOCP-3127
1973年05月04日発売(英)
3.Tug Of War
(タッグ・オブ・ウォー)
TUG OF WAR
「タッグ・オブ・ウォー」
TOCP-3135
1982年04月26日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
4.Take It Away
(テイク・イット・アウェイ)
TUG OF WAR
「タッグ・オブ・ウォー」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
5. Figure Of Eight
(フィギュア・オブ・エイト)
FLOWERS IN THE DORT
「フラワーズ・イン・ザ・ダート」
TOCP-3139
1989年06月05日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
TOCP-6481
1990年11月05日発売(英)
6. Let Me Roll It
(レット・ミー・ロール・イット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
TOCP-3128
1973年12月07日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TOCP-5986
1976年12月10日発売(英)
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
TOCP-8071
1993年11月08日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
TOCP-66110-1
2002年11月11日発売
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
TOCP-66180-1
2003年03月29日発売
7. Big Barn Bed
(ビッグ・バーン・ベッド)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
8. Reception 〜 Getting Closer
(レセプション 〜 ゲッティング・クローサー)
BACK TO THE EGG
「バック・トゥ・ジ・エッグ」
TOCP-3133
1979年06月08日発売(英)
9. Oo You
(ウー・ユー)
McCARTNEY
「ポール・マッカートニー」
10. My Brave Face
(マイ・ブレイヴ・フェイス)
FLOWERS IN THE DORT
「フラワーズ・イン・ザ・ダート」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
11. Helen Wheels
(愛しのヘレン)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
12. Maybe I'm Amazed
(メイビー・アイム・アメイズド
 /恋することのもどかしさ)
McCARTNEY
「ポール・マッカートニー」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
(encore)
13. Back Seat Of My Car
(バック・シート)
RAM
「ラム」
TOCP-3125
1971年05月28日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
 滑らかに 「Man We Was Lonely」 のイントロが奏でられ、ポール特集ステージがゆったりと始まった。いつもは向かって左側で演奏しているポッキー(ポール役)は中央で、まずはアコースティック・ギターを弾きながら主役を務める。他にもキーボードがステージ前方に位置してあったりと、普段見られない体制になっており、特集ステージへの意気込みが伝わってくる。
 続いて 「Little Lamb Dragonfly 」
、「Tug Of War」 としっとりとした雰囲気で始まったステージだったが、「Take It Away」から徐々にヒートアップしていき、チャーリー(普段はジョージ役)がリード・ギターを弾きながらステージ前に出てきたりと、特集ならではのパフォーマンスで盛り上げていく。



 演奏の合間には、ポッキーが「Figure Of Eightを、(89年〜のワールド・ツアーのオープニング・ナンバーだったこともあり)日本公演で一番始めに聴いた時は、とても感動した」とか、「今回、初めて演奏するBig Barn Bedはスタジオヴァージョンなのだ」と語る。そんな姿にも“ポール大好きオーラ”が見え、そのへんが垣間見れるのも、ポール好きにはたまらないかもしれない。


 また、原曲のサウンドに近づけようと、曲によって楽器を変えていくところも見所で、大ちゃん(普段はジョン役)は、ベースとギターを使い分け、ポッキーは、アコースティック・ギター(テキサン)からリッケンバッカー・ベース、ピアノとポールのように次々とこなしていく。
 昨年のターコイズポール特集ではピアノ曲は観ることが出来なかった。 ポッキーが Maybe I'm Amazed のピアノでのイントロを弾き始めたとき、観る側に緊張と興奮が高まった。

 今回のポール特集ステージは、ビートルズ時代の曲はなく、全てポールソロ(ウィングスを含む)ナンバーという選曲。ポール自身がライブで演奏していない曲も選んだそうで、そういったナンバーがライブで観られるのは、ポールソロ好きの人には、レアな嬉しいステージとなったのではないか。


 しかし一方で、ビートルズ好きやソロ曲に詳しくない人には、一緒に盛り上がりきれないステージとなってしまったかもしれない。ビートルズナンバーやソロ有名曲がもう少しあれば、そんなお客さんも更に楽しめたのではないかとも感じた。



 そうは言っても、普段のステージで有名なソロナンバーも演奏している彼らである。あだっちゃん(普段はリンゴ役)のパワフルなドラムや、リンダ役でもあるユキエちゃんのキーボード&コーラスが、より生きていて効果的だった。ポールソロの難しそうな曲をも拒まず挑むポッキーの意欲と、メンバー全体のコーラスが美しくまとまっていたのも印象的で、バンド全員でつくりあげたポール特集という感じであった。



 アンコールの 「Back Seat Of My Car」 を最後に特集ステージが終わった瞬間、Paulの隠れた名曲「Warm And Beautiful」 がBGMで場内に流れてきた。随分前のイヴェントで、ポッキーがこの曲をハンドマイクで歌っていた事を思い出し心が温かくなった。

***** Photos & Reported by S.S.