Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Magical Mystery Tour
(マジカル・ミステリー・ツアー)
MAGICAL MYSTERY TOUR
「マジカル・ミステリー・ツアー」
TOCP-51124
1967年11月27日発売(米)
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ1967年〜1970年」
TOCP-51129-30
1973年04月20日発売(英)
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
TOCP-8071
1993年11月08日発売(英)
2. Flaming Pie
(フレミング・パイ)
FLAMING PIE
「フレミング・パイ」
TOCP-50200
1997年05月17日発売
3. Good Day Sunshine
(グッド・デイ・サンシャイン)
REVOLVER
「リボルバー」
TOCP-51117
1966年08月05日発売(英)
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
「ヤァ!ブロード・ストリート」
TOCP-3137
1984年10月22日発売(英)
Birthday
「バースデー」
TODP-2159 (Maxi Single)
1990年11月09日発売(日)
4. Too Many People
(トゥ・メニー・ピープル)
RAM
「ラム」
TOCP-3125
1971年05月28日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
TOCP-65746-47 2枚組み
2001年05月09日発売(日)
5. She Came In Through The Bathroom Window
(シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年9月26日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP8705
1996年10月28日発売
6. Let Me Roll It
(レット・ミー・ロール・イット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
TOCP-3128
1973年12月07日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TOCP-5986
1976年12月10日発売(英)
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
TOCP-3132
1978年12月01日発売(英)
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TOCP-65517
1987年11月02日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
TOCP-6481
1990年11月05日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
TOCP-66110-1
2002年11月11日発売
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
TOCP-66180-1
2003年03月29日発売
7. Golden Earth Girl
(ゴールデン・アース・ガール)
OFF THE GROUND
「オフ・ザ・グラウンド」
TOCP-3390
1993年2月1日(英)
8. English Tea
(イングリッシュ・ティー)
CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD
「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」
TOCP-66460
2005年09月07日発売
9. Dance Tonight
(ダンス・トゥナイト)
MEMORY ALLMOST FULL
「追憶の彼方に〜メモリー・オールモスト・フル」
UCCO-3001
2007年06月06日発売
10. Jenny Wren
(ジェニー・レン)
CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD
「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」
11. Robbie's Bit (Thanks Chet)
(ロビーのギター・ソロ)
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
12. Rock Show
(ロック・ショー)
VENUS AND MARS
「ヴィーナス・アンド・マース」
TOCP-3129
1975年05月30日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
13. Jet
(ジェット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウイングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
14. Letting Go
(ワインカラーの少女)
VENUS AND MARS
「ヴィーナス・アンド・マース」
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
15. Band On The Run
(バンド・オン・ザ・ラン)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
16. Hi , Hi , Hi
(ハイ・ハイ・ハイ)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
TOCP-3127
1973年05月04日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
(encore)
17. Yesterday
(イエスタデイ)
HELP!
「4人はアイドル」
TOCP-51115
1965年08月06日発売(英)
THE BEATLES 1962〜1966
「ザ・ビートルズ 1962年〜1966年」
TOCP-51127-28
1973年04月20日発売
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」
TOCP8703
1996年03月18日発売(日)
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
TOCP-65600
2000年11月13日発売(世界同時)
LOVE
「ラヴ 」
TOCP-70200
2006年11月20日発売
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
「ヤァ!ブロード・ストリート」
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
18. Soily
(ソイリー)
WINGS OVER AMERICA
「ウイングス・U.S.A.ライヴ!!」
 マサキさん(ポール役)は、ポールが2005年のアメリカツアー「THE SPACE WITHIN US」(DVD)で着ていた衣装の姿で登場!

 客席の照明が落ち、ステージに照明が集まると、ビートルズ時代の曲「Magical Mystery Tour」が演奏された。その後、ポール・ソロ曲「Flaming Pie」が続き、まさにあのアメリカ・ツアーと同じオープニングの流れに!

 「Flaming Pie」の間奏では、「キーボード、黒岩ぁ〜!」とマサキさんが呼びかけ、黒岩さんが軽快なピアノ・ソロで応える。チャーリーさん(普段はジョージ役)が弾く高音のギターも響き、賑やかにポール特集ステージが始まった。

 「はぁーい、どうもぉ!いよいよ、ポール・マッカートニー・バースデー・イベントが始まりました〜。今回はファイアーグロウズが務めさせていただきまぁす!」とマサキさんがご挨拶。
 マサキさんにとっては初めてのポール・イベントという事で、「今すぐにでも泣きそうな気持ちだ」と語り、感激と興奮が隠せない様子。

 「次も、最近ポールが演っていたライブの中から3曲おおくりしますが、ポール・ファンの方もそうでない方も楽しんでいただけると思います」と次の曲を紹介してから、足達さん(リンゴ役)のカウントで始まったのが、ビートルズ時代のナンバー「Good Day Sunshine」。

 リズミカルなピアノも印象的な「Good Day Sunshine」の後は、ウイングス時代のナンバー「Too Many People」、そしてビートルズ時代の曲「She Came In Through The Bathroom Window」が続き、最近のポールのライブのヴァージョンで演奏された。

 コーラスで締めくくられて「She Came In Through The Bathroom Window」が終わると、足達さんがMCを担当する。
 「次にお送りするナンバーなんですけど、ポール・マッカートニーがですね、これほんとにライブでよく演っている曲なのでね、みなさんご存じと思うんですけどね、「Let Me Roll It」という曲をおおくりするんですけど。これは、マサキくんがベースからギターに持ちかえて、レスポールを持ちましてね、ポール・マッカトニーみたいに歌ってくれます。楽しみにしててくださぁい」と、ほのぼのトークで、会場は一気にほんわか雰囲気に。

 マサキさんは、チャーリーさんとギター・リフを弾いてからヴォーカルを取る。そして、ベースは大ちゃん(普段はジョン役)が弾き、「Let Me Roll It」が演奏された。

 「Let Me Roll It」が終わると、マサキさんは上着を脱いでステージ左のピアノ席へ移動。その間、大ちゃんが、独特の話術で会場を沸かせてから、次の曲を紹介。

 そんな大笑いした後には、やや演奏しづらそうなナンバーが用意されていた。
 ゆっくりとしたピアノのみで始まる「Golden Earth Gril」。優しい曲調に高音のメロディーがなんともポールらしいナンバーだった。
 続いてもピアノ・ナンバーで「English Tea」。イントロのストリングスを黒岩さんがキーボードで再現。ビートルズ時代の「For No One」を思い出させるような曲で、静かに聴き入っていると、それまでギターを弾いていたチャーリーさんが、おもむろに縦笛を取り出し、リコーダー・ソロを披露してくれた。

 ほのぼのとしたピアノ・ナンバー2曲の後、今度はアコースティック・ギターを準備するマサキさん。大ちゃんが「次は、なんと最新アルバムからお送りします。ぜひ手拍子で盛り上がってください!」などと話した。
 その発売されたばかりの最新アルバム「MEMORY ALLMOST FULL」から「Dance Tonight」が演奏され、客席からリズムに合わせた軽快な手拍子が響いた。

 「Dance Tonight」で今も元気に活動しているポールを満喫した後、マサキさんが「次は、ポールが「ブラックバード(ビートルズ時代のナンバー)・ジュニア」だと言っていた、ステキな曲をお送りいたします」などと語った。
 そのナンバーとは、独特なコード進行の「Jenny Wren」。アコースティック・ギターを弾きながら語りかけるように歌うマサキさん。演奏に耳を傾けていると、黒岩さんが弾くどこか悲しげなキーボードの音色も重なり、グッと原曲の雰囲気が広がっていった。


 「Jenny Wren」の次は、1993年のポール・イズ・ライブの中でロビー・マッキントッシュが弾いたギター・ソロ曲「Robbie's Bit」をチャーリーさんが弾いてくれると言う。
 「この曲はそうとう難しいので、きっとチャーリーさんしか弾けないんじゃないかと思います」とマサキさんが話す中、チャーリーさんは椅子に座って黙々とスタンバイ。用意が出来たところで、チャーリーさんを残し、ファイアーグロウズのメンバーはステージから下りていった。

 ステージにひとり残ったチャーリーさんに視線が集まる中、「Robbie's Bit」が始まった。軽快なナンバーで、次々に低音から高音までいろんな音が聞こえてくる。手元に注目すると、目で追えないほど、両手それぞれ5本の指が無駄なく弦をすべっていく感じだった。

 チャーリーさんの妙技の後、ステージを下りていたメンバーが再び登場した。良く見ると、衣装チェンジをしている!マサキさんはウイングス時代を感じさせる衣装に、そして、マサキさん以外のメンバーは「Wings」のロゴが入ったTシャツを着ていた。そこまでしているのなら、もちろん!演奏する曲はウイングスのナンバーである。

 「Rock Show」〜「Jet」とメドレーで演奏され、おなじみのナンバーに客席もヒートアップしていく。マサキさんは、リッケン・ベースを弾きながら力を込めて歌い、足達さんのドラムも迫力が増していった。

 次もウイングス時代の曲「Letting Go」、「Band On The Run」と続き、どっぷりとウイングス・ワールドとなったところで、この特集ステージ、最後の曲へ。

 ラストの曲は、賑やかにチャーリーさんが弾くギターが鳴り響き「Hi,Hi,Hi」が始まった。マサキさんは高音のメロディをシャウトしまくり全力で歌う。そして、後半には原曲と同じようにテンポアップしていき、勢い良く終わった。

 客席からの拍手は終わらない。再びアコースティック・ギターを準備したマサキさんが、そのアンコールの声に応える。
 「サンキュー!ありがとうございます。嬉しいですね〜。次の曲は、よろしければみんなで一緒に歌ってください」などと語って、ビートルズ時代の有名なナンバー「Yesterday」が演奏された。
 ポールのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて客席も歌い、大合唱。。。ジーンときます。

 「Yesterday」が終わるとすぐ、歪んだギターの音が鳴り響いた。その間マサキさんはリッケン・ベースに持ちかえ、「Soily」が演奏された。ギターもドラムも見せどころ満載で、最後はマサキさんが絶叫し、完全燃焼でポール特集ステージが終わった。

 今回のポール特集は、マサキさんの衣装のとおり、前半は、ほとんどが2005年にポールがライヴで演奏した曲で構成され、後半は衣装チェンジまでして、ウイングス時代のナンバーが演奏されるという流れになっていた。

 主役のポール役、マサさんは、ヘフナー・ベースからレスポール(ギターの種類)、ピアノ、アコースティック・ギター、そしてリッケン・ベースと数々の楽器に挑み、元気いっぱいに、そして楽しそうに歌う。そんな演奏する姿から、このポール特集ステージへの意欲がひしひしと伝わってきた。

 

 

***** Photos & Report by s.s