ビリーさんの後は、赤いジャケットとキラキラ・スカーフを身につけ、リンゴをイメージした衣装にチェンジした足達さんが、光るスティックを振りながら「No No Song」を熱唱する。
「No No Song」が終わるとすぐに、新井さんがドコドコとドラムを叩いて「What In The...World」が演奏された。
「What In The...World」を歌い終え、激しい踊りでずり落ちてきたサングラスを直しながら足達さんが話し始める。
「続いては、一番苦手としております、しっとりとしたナンバー、聴かせるナンバーをおおくりしたいと思います。これはですね、ジョン・レノンも歌ってましてね。ジョン・レノンから「こういう風に歌ったほうがいいよ」とテープをもらって、それをリンゴ・スターが演った曲なんですけど、かなり有名な曲なのでみなさんご存じと思います。」と解説してから演奏されたのは「Only You」だった。
ムーディーな「Only You」が終わると、黒岩さんがピアノで前奏を弾いて、ビートルズ時代のナンバー「Don't Pass Me By」が演奏された。足達さんは、また軽快なリズムに合わせてステップを踏みながら歌い出す。
そして、アコースティック・ギターを弾いていたかと思えば、突如、紙吹雪を降らせたりする大ちゃん。この曲ではハーモニカも担当していた。
そんなほのぼのナンバー「Don't Pass Me By」が終わると足達さんが「ここでですね、スタンド・ヴォーカルはお休みして、ドラムを叩きながら、2曲ほど演ってみたいと思います」と言い、新井さんの前にセットされているドラムへ移動。その間は、マサキさんがMCをした。
「いやぁ、、こんだけ1曲1曲息切れしているリンゴって、初めて観ましたね〜。このリンゴ・イベントは、エンターテイメント部門では日本一だと思いますね。。。次はエリック・クラプトンも参加していた曲です」などと次の曲を紹介。
チャーリーさん(普段はジョージ役)がギターでイントロを弾き「Never Without You」が演奏された。勝手にチャーリーさんのギターに、クラプトンやジョージまでもを思い浮かべながら聴き入った。
続いては軽快な曲、「Fading In Fading Out」。足達さんはドラムを叩きながら歌い、もうひとりのリンゴ新井さんは、その後ろで楽しそうにドラムを叩いていた。
大ちゃんが「「Never Without You」は、ジョージ・ハリスンが亡くなったときに、追悼の曲としてリンゴが発表した曲で(ジョージの)親友のクラプトンもレコーディングに参加したナンバーですね。」と真面目に話していると、足達さんはおもむろにステージを下りて、足元を確認しながら暗い客席をトボトボと歩いていなくなってしまった。次は、ゲストの新井さんが歌ってくれるという。
新井さんが歌ってくれたのは「It Don't Come Easy」だった。新井さんもリンゴ役の経験があるだけに、余裕たっぷりにドラムを叩きながら笑顔で歌ってくれた。
「It Don't Come Easy」の後には、「Photograph」の演奏が始まり、客席の後方から、再び足達さんが登場!今度は派手なフリフリ衣装にチェンジしていた。
そのまま、再び「With A Little Help From My Friends」へと移っていき、足達さんがひとりひとりメンバー紹介をしていった。
「ベース、チョッパー、マサキ〜。リードギター、チャーリー!キーボド、黒岩く〜ん。今日の企画・構成・演出・メイク担当、山口く〜ん。スペシャルドラマー新井君でーす。最後はわたくし、リンゴ・スターがお送りしましたぁ〜。」と不思議な振り付けを織り込みながら楽しく紹介し、賑やかに終わった。